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DM60による次世代染色ソリューション:カスタムカラーと自動化の力


はじめに

樹脂3Dプリント技術が広がる中、製品の最終仕上げとして重要な役割を果たすのが「染色」です。

しかし、これまでの染色作業は多くの場合手作業に頼っており、色の再現性やムラ、効率に課題がありました。


そんな中、DyeMansionのDM60は、染色プロセスを完全に自動化し、正確で一貫性のある染色を実現しています。


本記事では、DM60の特徴やその豊富なカラーバリエーション、さらにYAMとDyeMansionが共同で提供する「カラーコンサルティング」について紹介します。


今の樹脂製品の染色について課題を感じている方、ぜひご参考ください。


DM60の紹介

DM60は、3Dプリントパーツの染色プロセスを従来の手作業から大幅に進化させた自動化ソリューションです。

これまで、手作業による染色は多くの労力と時間を必要とし、特に一貫性の確保が難しい場面もありました。

しかしDM60は高度に管理された自動化プロセスを採用することで、これまでにない精度と効率を実現しました。

樹脂3Dプリント製品に対して迅速かつ高品質な染色が可能となり、製品の外観を向上させることができます。




DM60の主な特徴

◾︎豊富なカラーバリエーション

DM60は、170色以上の標準カラーを提供しており、幅広いニーズに対応できる豊富なカラーバリエーションを持っています。これらの色は、あらかじめプログラムされたレシピに基づいて高精度に再現され、製品の外観を一貫して美しく仕上げることが可能です。さらに、DyeMansionの染色技術とYOKOITOのコラボレーションにより、顧客の要望に応じたカスタムカラーの開発も可能です。これにより、製品やブランドのアイデンティティに合った独自のカラーを無限に作り出すことができます。


◾︎カスタムカラーの開発

DyeMansionとYOKOITOが共同で提供する「カラーコンサルティングサービス」は、顧客に合わせたオーダーメイドのカラーを開発するためのサービスです。このサービスを利用することで、企業のブランドカラーや特定のプロジェクトに合わせた専用カラーを作成できるため、他にはない独自の仕上がりを実現できます。色の提案からテスト、実際の製品への適用まで、YOKOITOの専門知識を活かしながらプロジェクトに最適なカラーレシピを作成します。

◾︎完全自動化プロセス

DM60は染色プロセスを完全に自動化するシステムを備えています。これにより、染色作業における手作業を排除し、ミスのない安定した結果が得られます。さらに、自動クリーニング機能が搭載されており、異なるカラーへの切り替えが迅速に行えるため、複数のプロジェクトや色の変更が効率的に進められます。この自動クリーニング機能により、手間をかけることなく次の染色プロジェクトにスムーズに移行でき、生産性が向上します。


◾︎使いやすい操作性

DM60で使用する染色剤は、簡単に設置や交換ができるカートリッジ式を採用しています。使用したい色のカラーカートリッジを選んでDM60にセットし、タッチパネルのボタンを押すだけで、染色プロセスが自動的に開始されます。




DM60の染色システムのメリット

◾︎色の正確さと再現性

DM60は、非常に高精度な染色技術を備えており、毎回同じカラーを安定して再現できる点が大きなメリットです。あらかじめ用意されたカラーカートリッジ、そしてパラメーターによって、均一な染色が行われるため、色ムラや不均一な仕上がりを防ぎ、高い表面品質を保つことができます。


◾︎スピードと効率性

DM60は染色プロセスを自動化することで、手作業に比べて大幅に時間と労力を削減します。自動クリーニング機能やカートリッジ式の染色剤システムにより、迅速なカラー変更が可能で、複数のプロジェクトを効率よく進めることができます。これにより、少量から大量生産まで、あらゆる生産規模に対応できるため、納期の短縮や作業コストの削減に貢献します。


◾︎無限のカラー選択でさまざまな用途に対応

DM60は、幅広い業界や用途で利用できる柔軟なシステムです。製品開発のプロトタイプ染色から、ブランディングや最終製品の生産に至るまで、多岐にわたる用途に対応可能です。例えば、デザイン業界やエンターテイメント分野でのカスタムカラー染色から、製造業での部品の染色に至るまで、DM60は多様なニーズを満たすことができます。これは、3Dプリント技術の可能性を広げるだけでなく、さまざまな分野での活用を後押しする重要なツールとなっています。



事例紹介

ここでいくつかDM60を活用した事例をご紹介します。


【Gotti社:3Dプリントメガネの製造販売】

Gotti社では3Dプリントでメガネフレームを製造し、DyeMansionの後処理システムで表面処理+染色した製品を販売しています。

DyeMansionのカラーコンサルティングを利用し、唯一無二のカスタムカラーをシーズンごとに発表しています。



【ダイムラー社:車内の内装に3Dプリント製品を活用】

ダイムラー社では自社製造の車の内装に3Dプリント品を活用しています。

シボ加工された装飾パーツにはDyeMansionの後処理システムで表面処理+染色をしています。また、カラーコンサルティングにてブランドカラーである「ダイムラーグレー」の染色剤を作り、オリジナリティ溢れる内装を実現しています。



【ヘルスケア業界でも】

DyeMansionの染色剤は身体への影響がないように開発されているため、ヘルスケア業界での活用も増えています。

ヘルスケア業界の事例はこちらのブログ内資料にまとめておりますので、ぜひご覧ください。





まとめ

DM60による自動化された染色プロセスは、従来の手作業に比べて効率性を実現しながら、色の正確さと再現性を維持する革新的なソリューションです。

高精度な染色が毎回安定して行われるため、製品の品質向上やコスト削減に貢献します。また、豊富なカラーバリエーションとカスタムカラーの開発が可能で、多様なニーズに応える柔軟性も大きな魅力です。

DM60は、製品開発から最終製品の生産まで、幅広い分野での利用が期待されるシステムであり、これにより3Dプリントの可能性がさらに広がります。

もし、DM60の導入やカスタムカラー開発にご興味がある方は、ぜひYAMまでお気軽にご相談ください。


YAMでは、無料サンプル提供、ベンチマーク対応、そして受託サービスも展開しています!


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